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無肥料・無農薬栽培のその後
約5年続けてきた無肥料・無農薬栽培であるが、やはりなかなか難しいものである。
土に何も入れないということに無理がある。考えてみれば山には秋になると落ち葉が堆積し、野原にも枯れ草が堆積する。落ち葉や枯れ草の炭素が土の中の微生物に分解され、やがて堆肥化するのである。畑でもこれと同じことをやらないと、微生物が活性化しない。
そこで、昨年からは、畑の中にいる微生物に餌を与えることにした。キノコ栽培で出た、廃床を分けてもらい、畑に撒いている。また、竹を粉砕した粉も入れてみた。糸状菌が繁殖して土が白くなっている。
微生物が炭素を分解し、有機物に含まれる有機態窒素を体内に溜め込む。→無機態窒素を排出する。→それを植物が利用する状況を畑に作るのが良いらしい。
山の循環システムを畑で実現できればいいのですが....
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